皆さんこんにちは。双子の娘の父親やってますアラサー会社員のたけっちゅんです
さて、今我が家では娘を中心に空前のすごろくブームが来ています
そして我が家で遊ばれているすごろくはこちら
うっかりサンタのおとしものというかわいらしいすごろくです
さいころを振りながらゴールを目指す王道的なすごろくですが、いろいろなところに落ちているプレゼントのカードを集めながら進んでいくのが大きな特徴です
そして最終的にプレゼントのカードをたくさん集めた人が勝ちとなります
※カードの印刷が擦りきれているあたり、このすごろくがいかに遊ばれているかわかります
さて、このすごろくを長女と次女とで遊ぶのですが、そこは子どもとの遊び。一つ忘れてはいけない事があります
それは忖度です
大人が本気を出して大勝し、社会の厳しさを教えてあげてもいいところですが、楽しくゲームを進めるためにはいくつかの忖度も必要です(特に長女は負けると明らかに超不機嫌になります)
という事で、本日はわたしがこのすごろくの中で磨いた忖度技の数々を、とある日のすごろくのもように沿ってお伝えしていきたいと思います
本日もよろしくお願いいたします
次女「ねー、お父さん。ご飯食べ終わったらすごろくしようよー」
ご飯中のこの言葉が今日もすごろくが行われる合図となっています
最近次女はすごろくにはまっているらしく、何かにつけて毎日すごろくのお誘いをしてきます
という事で、令和元年九月某日、本日も忖度だらけのすごろく大会が始まるのです
序章・次女からの忖度
さて、すごろくのお誘いは次女からがほとんどです。そして次女は長女も仲間にいれようとお誘いします
次女「ねー、一緒にすごろくしようー!」
長女「負けるから絶対にいや!」
長女は超が付くほど負けず嫌いです。負けるのが嫌で、まずはその誘いを断ります
次女「大丈夫だよ!今日は絶対に勝つよ!多分私が負けるから!」
長女「うーん、それならやろうかなぁ」
おお、5歳児にしてこの涙ぐましい忖度よ・・・。この気の遣いようは、お父さんは何だかちょっと心苦しいです
しかし、次女の「多分私が負けるから!」という言葉、残念ながらあまり当てにできません
なぜなら次女のすごろくは完全に運に左右されるからです
次女はまだサイコロをただ振るという行為しか知りません。出た目に従って進むしかできないのです(まあ、それが正しいすごろくの遊び方ですが)
そのためすごろくを支配することができないのです
ということで、その「多分私が負けるから」という言葉
今日も忖度技の数々により、お父さんが引き受ける事にしたいと思います
忖度技その1 必殺合わせ技
それではすごろくスタートです
まずは次女がサイコロを振り、そして今度は長女がサイコロを振ります
止まったマスは一回休み
幸先の悪いスタートに長女の不機嫌な様子が伺えます。こんなときにはまず必殺合わせ技です
私がサイコロを振ります。出た目は4。しかし4進めたと見せかけて3だけしかコマを進ませず、長女と同じマスである「一回休み」のマスに自ら止まるのです
不幸は共有する
こうすることで自分だけが悪い目に合うという思いを和らげる効果があります
これこそが必殺合わせ技
ちなみに、娘に出た目と違う数を進めた事を気がつかれないようにする方法ですが、まあ大体なんとでもなります
「いっちにー!さん!しー!」と言いながら勢いでコマを進めてごまかしたり、娘が見ていないところにサイコロを振ったり・・・
※イメージ
ズルをしているのはまごう事なき事実ですが、そんな私がすごろくを始める前に
「ズルは絶対だめだからね!」
と言うもんだから、大人って本当にずるくて汚いと思う今日この頃です
忖度技その2 必殺喜び倍増太鼓持ち
すごろくも中盤戦
カードの枚数でリードするは次女、そして私、長女と続きます
サイコロを振るのは長女
見事カードをゲットできるマスに止まりました
長女「やったー!」
私「おっ、すごいねー!やったねー!いい感じ!」
次女「やったねー!いやー、今日はまけるかもー」
嬉しい事があれば全力で盛り上げます。ありとあらゆる言葉で持ち上げるのです
喜びは皆で分かち合い、そしてそれを盛り上げにより何倍にも増幅させる
これが必殺喜び倍増太鼓持ちなのです
さて、ここで喜ばしい涙ぐましいのが、長女のカード獲得に対して次女が全力で盛り上げてくれていること
きっとこれには太鼓持ちなどといった曲がった感情は存在せず、純粋な気持ちで長女のカード獲得を喜んでいるのでしょう
その様子に心が洗われそうになりますが、最後まで悪役に徹するために、気を引き締め直すのでした
忖度技その3 必殺カード重ね
さて、ここまでありとあらゆる忖度技やサイコロの目の不正操作といったイカサマを行ってきましたが、相変わらず優位は次女、そして二位に私、最下位に長女という図式は変わらず皆がゴールに到着しました
このすごろくについては、皆がゴールに着いた後のカード枚数で競います
ざっと見て、次女がカード枚数7枚、長女が5枚、私が6枚といったところでしょうか
このままいけば長女の最下位が決定します
そこで使うのが必殺カード重ねになります
この必殺技を使うのは、皆でカードを数えるとき
我が家ではカードを数えるときは、運動会の玉入れで玉を数えるときのように、皆でカードを自分の前に出しながら「いーち、にー」と声を揃えながら数えていきます
そして必然的に最後までカードを出し続けていた人が勝者となるのです
そして、ここでカードを自分の前に出すときが重要であり、最大の忖度ポイント
カードを一枚づつ出すのではなく二枚重ねて出します
「いーち」
とか言いながら、実は二枚出しているわけです
※3枚目と4枚目を同時に出す図
そうするとあら不思議
私の6枚のカードは4枚になってしまいます
こうすることで順位は
となるわけです
めでたしめでたし
途中の過程でいくら忖度に失敗しようが最終はこの技で順位をひっくり返すほど強力なこの技
汚い大人にはとてもお勧めです
忖度技その4 必殺あー楽しかった
さて、忖度技を駆使することですごろくはお父さんが最下位という波風の立たない結果になりました
しかし、娘たち(特に長女)には絶対に伝えておきたい事があるのです
それはゲームというものを楽しんで欲しいということ
負けて悔しがることも良いことでしょう。しかし、負けたことで不機嫌になり、大泣きして・・・それは少し違う気がするのです
ゲームというものは楽しんでするもの・・・
なのですごろくが終わったあとは最後の必殺技を繰り出すのです
私「あー、負けちゃった。でも楽しかったぁ。またしようね!」
これが父からの最大の必殺技であり、メッセージでもあります
近いうちにイカサマや忖度技に頼ることはなくなるでしょう。でも最後の必殺技である「あー、楽しかった」
これはいつまでも使い続ける事でしょう。ゲームが終わればノーサイド。すべてはゲームを楽しむために・・・
おわり