我が家には双子の娘がいます
二人の性格が全く違うことはこのブログでも度々綴って参りました
長女のみずきは極端な必要最小限のもので生きるミニマリスト。対して次女のゆうりは必要以上に物をもつ極端なマキシマリストです
ちなみに言うのであれば、私の嫁さんはミニマリストで、私はマキシマリストです。嫁さんにはよく物を捨てられてしまいます
さて、我が家では大切なものは自分で保管するという教育方針のもと、娘二人にはおもちゃ用の収納を与えています
その収納、長女であるみずきは極端なミニマリストであるがゆえ、中身はほとんど空っぽです
それに反して次女のゆうりは、極端なマキシマリストであるがゆえ、彼女の収納はいつもいっぱいです。よく分からない紙ごみなんかが沢山入っています
ちなみにゆうり曰く、ものが増えるのはミニマリストであるみずきがいつも物を譲ってくれるからだそう・・・。
あぁ、それでみずきの収納はいつもものが少なく、ゆうりの収納はものがいっぱいなのかと納得
ゆうりの収納は、みずきにとっての最終処分地みたいな感覚なのでしょう
さて、そんなマキシマリストであるゆうりは、それだけ物を溜め込んでしまうようなタイプなので、物の管理はとても杜撰です
先日は髪留めがどこかに行ってしまったと大騒ぎでした。嫁さんの友人が作ってくれたなかなか可愛い髪止めです
汚れるほど良く使っていました。ゆうりも大層気に入っていたため
「今すぐにでも新しい髪留めを買ってほしい」
と大泣きの大騒ぎでした。しかし探せど探せど見つからないことから、仕方がないので代わりの髪止めを買いに行くことに
しかしながら一人だけ買うと、もう一人(長女のみずき)にも買わないと大変なことになるのが双子育児の辛いところ
という事で二人に髪留めを買いました
子どもたちにとっては無地で地味なのが嫌だったようなので、嫁さんのアイデアでマニキュアを髪留めに塗ってデコレーションすることに
なかなか可愛くなりました。みずき、ゆうり共に新しい髪留めを気に入ったようです
さて、また髪留めをなくされるのもたまらないので、髪留めを使わないときはお母さんやお父さんに預けるというルールを設け、娘たちにも伝えました
こうすることで髪留めを無くすのを未然に防ごうという魂胆でした(以前の髪止めは娘たちが管理していました)
しかしその10分後に事件は起きました
髪パッチン(髪留め)がなーい!!
我が家に響き渡るゆうりの声。ゆうりをみるとさっきまで髪の毛につけていた髪留めはどこにもありません
ゆうり曰く、髪留めを外してからそれ以降の事を覚えていないという事
そして私を脱力させたのは、せっかく買ってデコレーションした新しい髪留めが無くなったのに
「きっと髪パッチンさん、お散歩いったんだろうねー」
「また戻ってくるよー」
と、髪留めが無くなっても前向きな言葉を言いながら、びくともしていなかったこと。さっきまで髪止めが無いと大騒ぎして、今すぐにでも新しいのが欲しいと泣き叫んでいたのはどこのどいつだと
さらにがっかりしたのは、長女であるみずきもこの様子を見て
「私もこの髪パッチンいらなーい」
と言った事。自分だけ髪留めを持っていることがゆうりに申し訳ないという、奥ゆかしさからこの言葉が出たのであれば感動ものですが、みずきが生まれて四年間、彼女のミニマリストぶりをずっと見てきているので、おそらく本当のところは
この髪留めに興味が無くなった
これが本心でしょう・・・
しかしながら、髪留めを渡してからものの数分で無くしてしまうとはこれまたあっぱれとしか言いようがありませんが、不思議なのは我が家の隅から隅まで探しても、この髪止めが見つからないという事
髪留めが神隠しにでも有ったのでしょうか?
もしかしたら我が家には物を隠すいたずらが好きな神様がいるのかもしれません
そうでもなければ、この短時間で髪留めが無くなることの説明がつきません
そういえば我が家でもう一人、物の神隠しによく会う人がいます
それは私です
携帯にメガネ、そして財布から封筒に入れた現金まで・・・(てか本当に三万円入れた封筒どこ行ったよ・・・。いい加減出てきておくれ・・・)
何から何まで本当に良く無くすのです
それは私の管理が杜撰だったり、物を沢山持っているからだと、度々反省していました(ただし反省だけで次には生かさない)
でも本当は違うのです
きっと我が家には物を隠すいたずらが大好きな神様がいるのです
そのせいで、私やゆうりのものはいつも神隠しに会うのです
きっとそうだ
そうに違いない
そう思うと気が楽になったとある日の朝
今日も素敵な一日になりそうです
おわり