少しずつ気候が秋めいている今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
秋と言えばいろいろな楽しみがあります
食欲の秋
読書の秋
そして・・・
運動の秋!!
運動の秋と言えば運動会!!
という事でわたくし、ついに運動会デビューを果たしました
まあ、厳密に言いますと私が運動会にデビューしたのではなく「娘にとって初めての運動会を観覧する」というデビューを果たしたのです
本日は、子どもにとって初めての運動会を見守る親の様子や心境、その他もろもろを記事にしていきたいと思います
正直ただの日記になってしまうこと請け合いですが、どうかお付き合い願います
運動会の事前準備
運動会の日はいつもに増して事前準備にてんやわんやです
特に大変だったのはお弁当の準備
とても盛りだくさんな弁当です
まあ、これを作ったのは嫁さんであり私はおにぎりをにぎにぎしただけ(しかもおにぎりの写真はとり忘れるという失態)
これだけの弁当を作る嫁さんには本当に頭が下がります
運動会の始まり
娘たちも前日からとても楽しみにしており、ニコニコで運動会の会場に向かいました。開始時間を迎えると運動会の始まりです。
娘の齢、まだ4歳。ぶっちゃけ申し上げるなら運動会というものをちゃんと遂行することができるのだろうか・・・?
そう心の中で思っている節がありました。加えて、今通っている保育園に通い始めたのは8月になってからです。運動会の練習なんて1か月もしていません。まあ、今日は何があっても暖かく見守ろう・・・
そう思っていましたが現実は違いました。しっかりと手を振って、「いっちに!さんし!」と掛け声を出しながら行う入場行進。先生の笛に合わせて動きを止め、その後すぐに流れ出した音楽に合わせて、歌って踊る姿
その娘の姿は私が想像していた我が娘の運動会とはるかにかけ離れていました
まだ開会式なのに・・・。微かに目から塩水が出ているのを感じ取ることができました
娘の出番!障害物競争
プログラムも進み娘の出番となる障害物競争がスタートしました
これは嫁さんから聞いていた話・・・。
長女は障害物競争の一つである「ハードル飛び」がとても苦手でした
そのため娘を迎えに保育園に行くと、長女が「ハードル飛び」の特訓を行っている姿が度々見られたそうです
その話を聞いていただけにこの障害物競争には余計に力が入ります
失敗してもいい・・・
でも神様がいるなら、その特訓の成果を裏切らせないで欲しい・・・
そんな複雑な思いで見守っていましたが、長女は難なくすべてのハードルを飛び越えて見せたのでした
私は心の中で大きく、それはもう本当に大きくガッツポーズをしたのでした
親になった実感
さて、ここまで来ると何か自分の心の中でくすぐったい感覚が芽生えてきます
それは「私が親になった」という感覚
・・・いや、別に今まで「私が親になった」という実感を持っていなかったわけではありません
ただ、娘の競技や娘の出し物(ダンスや歌)を見守るという事が、私の人生において初めての出来事であり、そのような側面から「親になった」という実感を持ったことが無いことが所以でございます
自分の運動会の時はどうだったのか?
ふとそのような思いがよぎります。
今の私が娘を見るのと同じように、父と母も私の事を見守っていたのでしょう・・・
そう思うと、目からしょっぱい水が流れ出るのを止めることができませんでした
運動会には親の出番もある模様
さて、娘が主役の運動会ですが子どもの父や母、そして祖父母までにも運動会の出番が与えられました
ちなみに父である私に与えられた出番はこちら
1つ目:スターに変身
2つ目:クラス対抗リレー
正直どこかに個人情報が潜んでいるのではないかと、黒塗りばかりの写真になってしまい恐縮です・・・
1つ目の競技である「スターに変身」については午前中の最後の競技に位置しています。午前の部、最大の見せ場にならざるを得ません
「クラス対抗リレー」なんかも、一番盛り上がる競技である「子どもたちによるリレー」の後に組まれるなど、正直言うと「なぜこんな重要なポジションに」と思えるような立ち位置です
ちなみに「スターに変身」については、父親がいろいろな仮装をして娘たちと一緒に踊り狂うという内容でしたが、競技後に嫁さんが撮ったビデオカメラを見てみると
山ほど入っていた嫁さんの笑い声
家族に笑顔を届けることができ、とても素敵な思い出となりました(はーと
クラス対抗リレーの葛藤
さて、この運動会の大きな山場と言えるのは、子どもたちによる「リレー競技」です。それはもう、娘たちもこのリレーに心血を注いでいる様子が垣間見え、家でも練習を行っているほどでした
ただ、そんな子どものリレーを差し置いて、その後にプログラムされた父母による「クラス対抗リレー」
親どもの醜い争いがさぞ繰り広げられる事でしょう
その「クラス対抗リレー」に父親である私も参加することとなったのですが、一つだけ懸念事項がありました
運動不足である私に走れるだろうか・・・
過去を振り返ります
社会人になって間もない頃でしょうか?ソフトボール大会でバントを試みて、自分も生きようと全力で走ったその際に、肉が離れていくような感覚にさいなまれた記憶がよみがえります
思えば当時、あらゆる運動と言うものからかけ離れており、その時の痛みは運動不足からくる「肉離れ」と紙一重であったように思います
今の私が全速力で走れば
間違いなく肉が離れる
自信ではなく確信です
当時肉が離れるという感覚を感じたときより、さらに今は運動不足です。そんな私が全速力で走れるだろうか?(いや、走れない)
そんなさなか、嫁さんから天使のような一言をいただきました
「きっとみんな怪我しないように、手を抜いて走ってくれるよ^^」
そうだよ。そうだよ。間違いない。みんな運動不足に違いない。そんなみんながどうして全速力で走れようか?
いや、走れない
元気百倍、勇気の鈴もリリンリン。これで頑張れる気がします
クラス対抗リレーの模様
さて、いよいよクラス対抗リレーに向けて選手の整列が始まります
スタート前に園長先生からの挨拶です
「皆さん・・・。これはあくまで余興です。怪我無く、全速力で走らないようお願いいたします」
この一言でさらに安心します
怪我する人が出ればこの運動会も台無しです。子どもたちの努力を親がつぶしてしまうという悲しい出来事は避けたい
この一言でどの親御さんも安心したようで、皆さん少し表情も緩み
「どうぞよろしくお願いいたしますねー」
なんて言葉を交わしあったり和やかムード
ここに全力なんてものはない。肉離れのない世界よこんにちは!
という事で、いよいよクラス対抗リレーのスタートです。第一走者がスタートラインに並ぶとスターターから掛け声が発せられます
「位置について」
「よーい」
その刹那
空気が変わります
漂うのは殺意にもにたような空気
スターターからの笛がならされると、和やかムードなんてそこにはありません
皆の顔は獲物を狙う肉食獣の顔
はたまたセンターを狙う某アイドルグループのような顔つきで「この運動会の主役は自分だ」とか言い出しそうなアレで
あー、もうやんなっちゃう
みんな全速力でぐるぐるぐるぐるトラックを回ってあっという間に自分の番
そりゃあ自分も全速力で走らざるを得ない訳で
どこかから娘の声で
「お父さん、頑張って~!!」
なんて黄色い声援が聞こえちゃうわけで
そりゃあもう、お父さん張り切っちゃうぞ~!!
ってなっちゃって
そして最終コーナー回ったあたりで何だか右足のふくらはぎの裏がピキッと来ちゃって
それはもう走馬灯なんか見えちゃって
断末魔の叫びをあげる準備は万全です
運動会を通じて感じたこと
正直言うと運動会というものを一つの行事としかとらえていなかったのですが、わずか半日間の行事に凝縮された、娘の成長を大いに感じとる事ができる素敵な時間
一生懸命な姿に心打たれ感動し、親としてのこれ以上ない喜びを与えてくれた娘には、なんというか本当に感謝を申し上げたいところですし、そのような場を繕っていただいた保育園にも感謝です
これからも親として色々な初体験が待っていることでしょうが、次は冬ごろにあるお遊戯会を楽しみにしたいと思う次第です
日記のような記事を長々と書いてしまいましたが、本日の記事はようやくこれでおしまいです
良い日曜日を!!