我が家にはタイムアウト制(仮称)というものがあります
仕事に疲れたとき、育児に疲れたとき、用事が出来たとき、とにかく一人になりたいとき・・・など、理由は何であれ家族から離れて過ごす時間を設けることを、私および嫁さん共に尊重することとしています
そして本日は、私が家族から離れタイムアウトをとることといたしました
理由?
うーん、嫁さんから取ることを提案されたから・・・でしょうか?笑
そんなこんなで、本日は大阪梅田まで出てきまして、好きなことに時間を費やすことにしました
久しぶりに過ごす一人の時間、こんな時何をするのか?
色々考えました。例えばカフェに行って美味しいコーヒーを飲みながらブログのネタをひたすら考え続けるとか・・・
何となくいい案でしたがすぐに却下しました。ブログを書くという事は、即ちアウトプットです。最近の私はアウトプットをしすぎて、もはや出汁の出尽くした鰹節の様です。噛み続けたスルメの様です。ガムを噛み続けて、もはやゴムを噛んでいるよう・・・
これではまずいのでインプットが必要です
とりあえず世間的にゲスいと思われる事や、反社会的なことを除いては何でも候補となります。そして、大抵財布の紐は緩みます。予算はほぼフリーです
という事で、本日は梅田にあるお寿司屋さん、亀すしにお邪魔することとしました
手ごろな価格でとても美味しいお寿司を食べることができる大衆的なお寿司屋さんですが、さすがに三歳児を連れてくるのには敷居が高いため、こんな日でないと行くことができません
昼間っから美味しいものを食べて、呑んだくれてやろうという算段です。いつも混んでいるお店ですが、幸運にも今日は待ち時間無く席に座ることができました
早速ビールとお寿司数種類を頼みます
目の前のショーケースに並んだネタの数々はまるで宝石を販売するショーウィンドウです。その輝かしいショーケースを見ながら心を弾ませます
待っている間、どこかでスマートフォンの翻訳アプリが喋っているのが聞こえました
「ご ち そ う さ ま で し た」
きっと海外からのお客様なのでしょう。母国語でお礼を言うのではなく、日本語で「ごちそうさまでした」と言いたかったのでしょう。その心意気に、少しほっこりとしました。それと同時に便利な世の中になったものだと感心しました
思えば、私と嫁さんが新婚旅行でハワイに行ったとき・・・、翻訳係はいつも嫁さんでした。嫁さんは英語が流暢です。それに対して私の英語の何と無残な事か・・・
私がトイレに行きたくなった時のことでした。店員さんにトイレの場所を英語で尋ねようとしました。しかし「トイレ」の英語が出てきませんでした。トイレと言えばWC・・・
CはクローゼットのCだったと記憶していたので、あとはWを紐解くだけでした
私「あい うおんと とぅー ごー えー ・・・ あー・・・」
店員「・・・」
私「うぉーくいん くろーぜっと!!」
翻訳アプリさえあれば・・・、そんな恥をかかずにすんだのに。苦い思い出です
ビールとお寿司が届きます
お寿司はいくらとトロ鉄火です
特にこのトロ鉄火がうまいのなんの。トロ自体もすごく美味しいのですが、大葉が入っていることで脂がうまく中和され、何個でも食べることができます
そういえばこのトロ鉄火・・・
嫁さんが大好きなんだよなあ・・・
タイムアウト中ですが、ふと嫁さんの事を思い出してしまいます
次にいくらに目をやります。このいくらも美味しいんだよなあ( *´艸`)
そういえば回転ずしに行ったとき、娘がいつも好んで頼むのはいくらでした
こんなの娘が食べたら喜ぶだろうなあ・・・
タイムアウト中ですが、ふと娘の事を思い出してしまいます
なんでだろう
今、一人で好きなことをしているのにどうしても家族の事を考えてしまいます
私の家・・・、そして私たちのお部屋・・・
正直言うとあまり物が無くすっきりしています
なぜなら、私の嫁さん及び長女が最強のミニマリストだから
物やおもちゃは必要最小限です
でも素敵な・・・素敵なお部屋なんです
なぜなら、そこには私の大好きな家族がいるから・・・
私には帰るところがある
そうだ、これを食べたらお家へ帰ろう・・・
私は嫁さんが大好きなトロ鉄火と、娘が大好きないくら。
そして私が大好きなウニと鯛、芽ネギやツブ貝、マグロとハマチと・・・あと、ビールを飲み干すと大好きな家族がいるお家へ帰ったのでした
おしまい!!
おまけ:梅田の泉広場にある像の眼光の何と鋭いこと・・・