アラサー会社員の子育て、日常、あと妄想(仮)

このブログはアラサーで二児の父である普通の会社員が、日常や偶に妄想を徒然なるままに綴るブログです

羽生選手の金メダルと私の皆勤賞を重ね合わせる

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今週のお題「表彰状」という事で・・・
壮大な題名にしてしまい、羽生選手のファンからは
クレームがたくさん来ること請け合いです

まあ、幸いにもこの広いインターネットの世界で
羽生選手のファンがこの記事を見るかは
甚だ疑問なところですが。。。何はともあれ、
金メダルおめでとうございます
そしてたくさんの感動をありがとうございました!!

という事で、前置きはこの程度で本題です
私の表彰された思い出についてですが、
まず思い出せるのは、小学校時代に行われていた
地域対抗の太鼓大会です。当時は無我夢中で太鼓を練習し
その結果大会の最優秀賞を勝ち取った栄光の経験が思い出されます

でも大したエピソードを思い出せず却下

次に思い出すのは、またまた小学校時代に通ったいた
スイミングスクールでの水泳大会です。
平泳ぎやクロールは苦手な私でしたが、
背泳ぎだけは人並みに泳ぐことができるため
背泳ぎ部門に照準を合わせ、背泳ぎを猛特訓
大会当日は無我夢中で25mを泳ぎ抜け、
見事に大会の金メダルを獲得したのでした

自慢ですがそのタイムは、県全体の中でも2位の好成績でした
(当スイミングスクール内)

しかしながら、これも大したエピソードを思い出せないので却下


こんな、いろんな賞を総ナメ(だいぶ盛った)した私が
最も心血注いで狙いにいった賞・・・

それは皆勤賞です

中学生の頃、何かと休みがちだった私(ずる休みも含む)
高校入学も決まり、心機一転何か真剣に取り組みたい!

そう考えて、私が照準を定めたのが「皆勤賞」だったのです
私は青春のすべてを、皆勤賞に捧げることに決めたのです


少し風邪をひいたかもしれない・・・
そんな時は根性で通学しました
私を奮い立たせたのは、結局根性論でした
気合いだー気合いだー気合いだー!!


私は自転車で通学していたのですが、
寝ぼけまなこで自転車を運転したことにより
土手から転げ落ち、自転車大破と怪我という
通学するのに大きなハンデを背負うことになりました
しかし、そんなハンデを跳ね返したのも結局は根性論でした
気合いで早く起きて、気合いで徒歩で通学するのだー!!
気合いだー気合いだー気合いだー!!


すべてはこの「皆勤賞」を取るため
苦しい日もありましたが、「皆勤賞」を取れば全て報われる。。。
そう思って無我夢中で頑張っていました


そして、ゴールが見えた三年生の秋から冬にかけての頃
一つの事件が起きます・・・

朝は体調も万全、今日も皆勤賞のために行って参る
(今思えば、高校に通う目的が少し歪んでいた気がします)
と元気よく学校に行った私ですが
1時間目、2時間目と授業が終わるごとに、胸がずきずきと痛む違和感

胸が苦しくなるのは恋のサインだけかと思ってましたがこれは違う
つい最近、彼女とも別れてしまい、もう恋なんてしないなんて・・・
と思っていた矢先です。絶対これは恋のサインなんかではない・・・
そんなのんきな事を考える余裕はまだありました

しかし急変したのは3時間目、ついに胸が苦しいだけでなく
息をするのも困難となり、授業も聞けず突っ伏すしかできない状態

寝ていると勘違いされた私は、一度は怒られたものの
すぐに楽観視できる状態ではないと判断され病院に搬送

息をすると、大きく胸が痛む状態
少しずつ、か細くでしか息ができない状態・・・

大袈裟な表現ではなく、本当に三途の川というか
黄泉の世界をこの瞬間に見たような気がします

そんな私に呼び掛けてくれたのは、もう一人の私でした

ここでくたばるのか?くたばったら皆勤賞はもらえないぞ?

この言葉で、私は現世に戻ってこれた。。。ような気がします

私の病名、それは気胸でした
簡単に言うと肺に穴が開く病気です

↓肺気胸
allabout.co.jp


この肺気胸、完治まで3日程かかったでしょうか?
それも自宅療養ではなく入院です

この入院は学校で欠席扱いになるのか

自分の命や体のことよりも、まずそれを病院の先生に聞いたことを覚えています
それもそのはずです。皆勤賞をもらうために、私は無我夢中で学校に行き、
そして、この現世に戻ってきたのだから。。。

しかし、現実はやはり厳しいもの

学校に復帰するも、今回の入院はやはり欠席扱いでした
入院した上に、黄泉の世界をさ迷ったというステータスで
私の人気が、一時的にある程度上がったのと引き換えに
ゴール間際で、予測不能の肺気胸により皆勤賞を失うのでした

卒業式では、皆勤賞で名前を呼ばれる友達を、涙を浮かべながら
横目で眺める私がいました。人生における挫折を、
この皆勤賞にまつわる出来事で感じたのでした

しかしながら、本日テレビを見ていて、金メダルをとった羽生選手への
インタビューでとても心に残った言葉がありました

昨年11月、羽生選手はジャンプに失敗し靭帯を損傷する大けがを負いました
しかし、そんな壁を乗り越えたからこそ今回の金メダルに繋がったのだと・・・

順風満帆のスケート人生であれば、今回の金メダルはなかった

私に置き換えることとします

あの肺気胸がなければ、今の私はどうなっていたのでしょうか?
あの肺気胸があったから、その悔しさをバネにして今の私があるのでしょうか?
今の人生は金メダルでしょうか?

すべては神のみぞ知るところ・・・

というよりも、私のさじ加減一つで金メダルにでも
予選落ちにでもなるところですが
とどのつまり、冒頭にあげた栄光の思い出よりも
こうやって悔しい思いをした方が、思い出として深く残るんだなぁ。。。
と思った月曜日の夜でした!



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おわり!!